はじめに
ネット記事でタイトルに引かれ、「サイコパスは身近にいるかもしれない」という自分の興味と重なって、手に取ってみた一冊です。
基本情報
- タイトル:職場のヤバい奴の頭の中
- 著者:内藤 誼人(心理学者、立正大学客員教授、アンギルド代表取締役社長)
- 出版社:東洋経済新報社
- 出版年:2025年6月11日発売
- 価格:1,650円(税込)
目次
- 第1章:ダークな人の基本を学ぼう
- 第2章:嫌がらせが大好き…サイコパス
- 第3章:尊大な自惚れ屋…ナルシスト
- 第4章:冷酷な現実主義者…マキャベリスト
- 第5章:苦痛を与えて快感を覚える人たち
- 最終章:嫌いな人との上手な付き合い方
あらすじ
「職場にどうしようもなく“ヤバい人”がいる…」と思うこと、ありませんか? 本書は単なる人格批判ではなく、心理学的な視点「ダーク・トライアド(3つの危険な性格傾向)」を通じて、“なぜそんな振る舞いをするのか”を整理し、対処に繋がる理解を促す一冊です。
感想
- ダーク・トライアドを明確に整理してくれたこと
サイコパス・ナルシスト・マキャベリストの三分類で、これまでぼんやりしていた“違和感”に名前がついた気がしました。 - “仕事ができる魅力的な人”に潜む怖さを示した点
表面は魅力的に見える人ほど、その裏では冷酷さや操作性を隠している可能性があるという指摘に、職場経験が重なり胸に刺さりました。 - 実践的な最終章のアドバイス
困難な相手に対応する心理的コツがふんだんにあり、「理解だけで終わらない」設計に好感が持てました。
※最終章の最後には、12項目からなる「ダーク・トライアドを測定するテスト」も書いてあります。
終わりに
こうした「職場での違和感への理解」を深める本は、心を守るための大きなヒントになります。気になる方はぜひ手に取ってみてください。